ゴールデン・ウィークも終盤となり、初夏の訪れか、暑い日もチラホラの今日この頃。
皆様、如何がお過ごしでしょうか?
セラピーやスピリチュアルや精神世界の世界で「感情」と云う言葉や概念が、
僕的に云うと「ちょっと、曖昧じゃ無いか!?」と思う事が、
前々から在ったので、今回は、その辺りの事について書きますね。
「感情」と「情感」と「感覚」をよく、混同している方も多いかと思います。
特に、女性の方は、全部を「感情」と一括りにしてしまう、傾向にある方も多いかもしれません。
僕は、それぞれ別の側面もありながら、互いに関係している部分もあると云う前提で記します。
【感情】
感情には大きく分けて、2つの側面があります。
●1つは、「喜怒哀楽的なもの」「いわゆる気持ち」。
●もう1つは、「肉体意識と密接している」と云う事。
「喜怒哀楽的なもの」「いわゆる気持ち」は皆さん、ご存知ですよね。
頭に来た、嬉しい、悲しい、楽しい、等々、普段の生活で、感じている事ですよね。
これと、どう、付き合うかは「気分転換」で殆ど、バランスが取れると思われます!!
頭に来たら、怒れば好いんです。
嬉しければ、それを誰かと分かち合えばいいでしょう。
悲しければ、取りあえず、泣けば好いんです。
楽しければ、自然と、スキップなんかしてみたく成ります。
(ただし、自他共に、過度! に迷惑をかけなければ好いだけです)
他人に過度に向かえば、暴力・殺人に成ります。
自分に過度に向かえば、自虐→病気・自殺に成ります。
世の中で、他人に迷惑をかけない人は誰も居ません!
適度な迷惑は「お互いさま」と云う訳ですね。
「肉体意識と密接している」と云うのは、あまり意識した事が無いかも知れません。
実は「感情」と云うのは、殆どが「肉体意識」に引っ張られているだけだったりします。
例えば、誰かに「殴られたら」痛いですよね。
「肉体」が痛い訳です。しかし、それは「感覚器」が感じて「脳」と「心」がやりとりをしながら、
素早く反応して
「何だ?」「痛い!」「頭に来た!」「この野郎!」と云った「感情」が湧いて来る訳と云うメカニズムです。
「なんだ、当たり前じゃないか」と思うかも知れませんが、意外と、この「メカニズム」を
「意識」していないのが、大抵の人間の在り方です。
相手と殴り合えば「喧嘩」になる訳です。殴り過ぎて死んでしまえば「殺人」になる訳です。
その「程度」がグラデーションしているだけで「殺人」に成らない様に、
「無意識」にも「意識的」にも、手加減しているんですね。
過度に迷惑をかけなければ、壁を殴るでも、海に向かって叫ぶでも、何でも好い訳です。
「殺人」になるよりは遥かにマシです。
「感情=外的からのヴァイブレーションヘの反応」なので「ヴァイブレーションの変換」をすれば好いだけなんです。
自分の内側に、エネルギーが向かう場合もメカニズムは同じですね。
「自殺」にならない程度に、自己卑下している分には好いんです。
逆に「自己卑下してはイケナイ」と思えば思う程、逆の事をやってしまっていたりします。
物事はエントロピー(陰)が極わまれば、ネゲントロピー(陽)に転じますから、
思いっきり、裏びれた酒場で、飲んだくれるのも悪くは無いでしょう!
翌日になれば、大抵は「ああ、飲み過ぎで頭がいたい!」と怒りのヴァイブレーションは、二日酔いの頭痛に転換されるでしょうし、酒場でいい人と巡り会って、楽しいヴァイブレーションに転換される可能性だってあり得る訳です。
【情感】
「情感」と云うのは「情趣」「感情を通しての趣」の事です。
これらは、芸術作品に頻繁に使われています。
「悲しい」と云う「情感」は「演歌」や「悲劇」等々に成り、
「楽しい・面白い」と云う「情感」は「お笑い」や「喜劇」等々に成り、
皆さん、結構、味わっている筈でしょう。
ここで、感の好い方はお気づきかもしれませんが、
「感情」を結構みなさん「情感」として、楽しんでいる時もある訳てす。
これは「肉体」がある故に「体験」出来得る「証拠」でもあるわけです。
【感覚】
「感覚」と云うのは「感情」を味わう為の「感覚器」の事を指します。
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、その他、約60種類の感覚器があると云われています)
を通してしか、「感情」は味わえないんですね。
第6感以上を感じ取る感覚器が発達して来ると、肉体意識とは別の部分も関わって来るので、ここでは
詳しくは述べません。
「感覚」が無かったら、食べ物も味がしないし、香りもし無いし、面白く無いですよね?
でも、反面、殴られれば痛いし、悲しいかもしれませんが、一見、嫌な事も、よ~く、考えれば、
外的から身を守る為には、必要なんですね。
音楽に例えれば
「感覚」→「耳・声・音・楽器、等」
「情感」→「聴いて味わう趣、しっとりしてる曲だ、情熱的な音だ、等」
「感情」→「聴く事による反応: 心地好い、イライラする、等」
と云った感じでしょうか。
これは相互に関係しているので、トータルにバランスよく扱えれば、
自分に合った生き方・活き方と付き合えると云う訳です。
次は「感情」と「情感」と「感覚」と、
「顕在意識」「潜在意識」「超意識」の関係についてお話し致しますね。
【潜在意識】
「感情」は、実は「潜在意識」と直結しています。
「えっ?」と思う方がいらっしゃると思いますが、明らかに「潜在意識」と関係が深いんです。
「感情」は「肉体意識」と直結していると、先ほど言いました。
と云うことは「感情」=「肉体意識」=「潜在意識」とも云えるわけです。
「感情」は「肉体意識」に引っ張られている。
「感情」は「潜在意識」にアクセスしている。
どんなに、鬱病の人でも、悩んでいる人でも、深く寝ている時は、苦悩していませんよね。
よく寝られている時は、「肉体意識」は殆ど無く、それに引っ張られる事も無い訳です。
【顕在意識と超意識】
寝ているときは「意識: 顕在意識」と「潜在意識」の間にあるフタは結構、開いているので、
悪夢も心地の好い夢も、両方見ます。
「顕在意識」は黙っていて「潜在意識」に、頻繁にアクセスしている状態です。
更に「明晰夢」や「予知夢」なんかも見ます。
これは僕的には、「潜在意識」では無く、「超意識」にアクセスしていると云えます。
僕が、他のセラピスト違っているのは、「潜在意識」と「超意識」を明確に分けている点です!!!
故に、悪夢の場合は「潜在意識」にアクセスしている場合が殆どで、あまり、情報としては、
当てにならないとも感じます。大抵は、寝具が合わない・温度・湿度が快適で無い、等々、
「肉体意識」に引っ張られていると思われます!
「超意識」にアクセスしている夢とは、自分の経験から云うと、情報量が圧倒的に多く、
ストーリーも緻密で、色彩が明確で、精度も高いのが特徴です!
これは「チャネリング」にも同様な特徴があるとも云えます。
【潜在意識を用いないセッション】
「潜在意識」にアクセスしている情報と、「顕在意識」の情報の違いは「理性」の存在の有無です。
「理性」は「潜在意識の邪魔になる」とよく、多くのカウンセラーやセラピストは言いますが、
僕は、そうは思っていません!
ここが、僕が他のセラピストとの、決定的な違いです!
「下手な潜在意識の情報」よりは「理性」の方が遥かに、正確な情報を伝えてくれるからです。
「リコネクション」にしろ「BTTUセッション™」にしろ
僕は、一切「感情領域」と云うものを挟みません!!!
それは、逆効果だからです!
「ナイチン・ゲール症候群」と云うものがあります。
看護師さんが、患者さんとの間で「共依存」関係になる事を指す事です。
(ストックホルム症候群にも似ていますね)
看護師さんの方の多くは「患者さんを何とか助けよう!」と云う「意識」が働くものです。
「患者さんを何とか助けよう!」と云う「意識」が高ければ、高い程、それとは裏腹に、
「患者さんの死亡率」が高くなると云うデータがある位です。
優秀な医師は、この事をよく、熟知している方が多いのも確かです。
優秀な医師は「感情」を手術の最中には、なるべく挟みません(冷静に手術に単に専念するのです)。
(これは、患者さんの家族にも同様な事が云えます。だから、無駄な心配は無用などころか逆効果な訳です)
クライアント様が、どんなに「苦しく、辛い」立場に居ようとも、セッション時には、
「かわいそう」とか「よくなって欲しい」とか、そういう「感情」は、僕は一切入れません。
(勿論、クライアントさまに寄り添うという事はさせて頂きますよ)
それは「宇宙」が仕事をしてくれる「余地」を残す為でもある訳なんです。
「宇宙」を「信頼:TRUST」すると云うことは、そういう事なのです。
それが「愛」と捉えています。
(最後迄、お読みになって下さり、ありがとうございます)
感謝!
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