みんな「普通はこういうものだろう」とか「通例はこういうもんだ」とか
「常識は、こうだろう」と、よく云うよね。
でも、僕は、これらの言葉には、昔っから、何かね、違和感を感じて来たんだよ。
だからか、学校の校則、会社の決り、社会の規則の類いは、
躱してたと云うか、最優先事項では無く、割と、ぐにゃぐにゃと、勝ってにやって来た(笑)。
へんてこりん、かもしれないけれどもね。
まぁ、勿論、なるべく、他者に迷惑をかけないと云う最低限の事は認知しての事だけれどもね。
「THE普通(僕の造語です、笑)」って、民主主義的な考えた方だから、
最大公約数的な考え方でしょ。
本来は、誰にでも当てはまる事なんて云うのは、殆どは、幻想で、
実は、あんまり無いと、子供の頃から、自然に思っていたしね。
例えば、TVなんかで「ここのラーメン屋は激ウマです!」なんてー、
云っていても、実際食べに行くと「あれっ、それほどでも無いじゃん」と思ったりするわけだ。
これって、自然な事なんだけれどね。
Aさんの味覚と、Bさんの味覚は、全く、別ものでしょ。
だから、共同幻想(故、吉本隆明 さんのとはちょっと違うけれども、笑)みたいなものだと思う。
自分で「普通のオジさんて何だろう?」とか、思うわけだ(笑)
でも、どう観ても、一般論的なものからは、自分は、外れているなぁ〜と、感じるからね。
サブカルチャー的に、隙間(「スキマニスト」僕の造語です、笑)で、生きているタイプだから。
そもそも「マス」とか「メジャー」的なものって、不得意だしね(笑)
旧友に「今、マスは、どうなのよ?」とか聞いてたりしてるんだもの。
「マスってなんだろう?」とかね(笑)
全く、解らない訳では無いんだけれど、何か、ピンと来ないものが多過ぎる感じと云うかね。
そういう人間が、広告なんか、向いている訳無いクセに、広告の仕事をやったりした頃も、
まっ、ありましたけれどもね。
やっぱり、続かないよ。向いて無いんだから(笑)
僕が「面白いと!」と感じたのは、1970年代の後半~1980代の初頭にかけて、
糸井重里さんとかが、コピーライターをやっていた頃に、
「広告表現って、ここまで、やっていいんだ ! 面白いじゃん !」って云う時代に、
その表現に反応、共鳴していただけ。
その頃は、マス的なものの中でサブ的なものが、一瞬、交錯して、
みごとに、自由に表現出来た、時代だったんだろうね。
まっ、短い間でしたけれども。
バブル期(何か、元にもどっちゃって、コンサーヴァティブになって、営利目的ばっかりになって来たっけ)
を経て、1990年代の半ば以降、どんどん、まぁ、時代性みたいものはあるんだけれども、
「生真面目な広告表現ばっかりで、面白く無いかな~」って、
感じていたクチだったしね(笑)。
だから、現代の広告表現て、TVなんかを観てても、殆ど、印象に残らないんだよね。
右から入って、左に抜けちゃう(笑)
だから、ちょと、人とは、違う頭の回路なんだろうね~。
これは、たとえ話になんだけれども、
「白い羊の中の、一匹の黒い羊で、OK!」って云う部分も、多分にあって、
それが、心地好いところもある。
行き先に、例えば、崖があるのを察知して「あぁ、そのまま、行くと崖から落っこっちゃうんじゃ無いかなぁ~?」
と思ったりするんだよ(笑)
その集団が「右向け! 右!」とか、誰かに云われて、
それを鵜呑みにして、向かって行ったら、落っこっちゃうのを、
気づいて、伝える役割くらいには、なっているかなっ、
とは思ってるかな。
昔、リッチー・ブラックモアって云う、Deep PurpleとかRAINBOWと云う
ハード・ロック・グループのギタリストが好きで、彼の伝記本を読んだら、
似た様な、事を云っていて「おっ!」とか思った事もあったしね。
その伝記の中で『Black Sheep of The Family』って曲を、彼が自分の事の様な曲で、
「お気に入りだから」ってカヴァーしていると、書いてあったのを思い出した♬
(リッチー・ブラックモアと、僕は、誕生日も同じだしね、笑)
「白い羊の中の、一匹の黒い羊で、OK!」って云うのと、同じスタンスだよ!
後、僕の好きな36年間続いた、長寿バンドで、ムーン・ライダーズ(2011年、無期限活動休止。)って云うバンドにも、似た様な「シンパシー」を感じているね。
1つのバンドが、36年間続けたと云うのは、我慢したからと云うのと、ちょっと、違うよね。
何か、或る意味での「ハンドルの遊び」「緩さ」「好い加減」「グレー・ゾーン」と云うものがあるんだろうね。
だから、36年も続いたんだろうね。
(アーティストって、色んな意味で、我が儘だから、バンドって、短命だったりするケースが多い)
だから、面白い、ユニークな在り方だと、思うよ!!!
僕は「所謂オタク」では無いけれども「マニアックな体質」ではあるから、
こう云った、存在には、共鳴しちゃうんだろうね(微笑)
★moonriders net(ムーンライダーズ公式サイト)
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