丁度一週間前、僕は、個人的な悩みが解決したかしないかと云う心境で、ヘトヘトであった。
そんな最中、TVに目をやると、剣豪ものか何かの時代劇をやっていた。
その剣豪は、御前試合に招待され、息巻いていたが、試合が近づくにつれ、本来の好さを失い、
段々と、頭でものを考え過ぎる様になってしまった。
そんな中、と或る町中を歩いていると、何かのお祭りの踊りと云うか舞いに出会い、巻き込まれてゆく。
踊り舞っている内に、彼本来の無邪気さが思い出されて来て「これじゃ、忘れておったのは!」と元気になる。
いよいよ、御前試合の場面。相手は互角で中々苦闘を強いられる。
しかし、ふと、町での舞い踊りの感覚(何をも恐れない、ニュートラルな感じとでも云えばいいだろうか)を
思い出し、とうとう、相手に勝ってしまう。
僕も「あぁ、この感覚だよね! 解る! 解る! 」と、大分、元気が戻った。
僕は、殊更、剣豪ものに詳しい訳では無いが、小さい頃に少しは、読んでいたのを思い出した。
大抵、僕の世代だと白土三平の漫画から入ったりする場合が多い。
「塚原卜伝」「宮本武蔵」「戸沢白雲斎」「伊藤一刀斎」とかね。
でも、「塚原卜伝」の飄々とした感じが、一番好きかな〜。
「セラピー」「ヒーリング」や「変容」にも云える事だけれども、
「リラックスしまくる」「降参しちゃう」「宇宙を信頼する」等々、
どれも、塚原卜伝の試合の時の心境と同じだと思う。
剣豪に限らず、優秀な武道家は、皆、これと同じ事を云っているよね。
ジークンドー創始者の「ブルース・リー」とかね。
「戦わずして、戦う!」と云うのは「塚原卜伝」と全く同じだよね。
合気道の「植芝盛平」も「宇宙エネルギーと一体化する」と云っているよね。
ジャッキー・チェンの「酔拳」とかね(笑)
緊張し過ぎていなくて、ちゃんと、力が抜けている!!!
僕の場合だと「グルーブに乗っている!」と云う言い方をする。
こういう「意識」の状態が「大切」なんだと、今回、改めて、つくづく思いましたよ。
★NHKドラマ「塚原卜伝」
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