私は、2000年頃に、と或る、女子向けのティーンズ誌のデザインをやっていた時があって、別に、「浜崎あゆみ」の特集を私がレイアウトした訳じゃ無かったが(私は、別のコーナーでした)、出来上がった雑誌に「浜崎あゆみ」の特集がよく組まれていた。
★CANDy キャンディー 雑誌ティーンフアッション誌
2006年に廃刊になってたのね。
http://www.book-style.com/Candy.html
「アユ」「あゆ」と皆さん、10代~20歳前後の女子達のカリスマ的存在である、と云うのは、何となく、知っていたが、あんまり、いや、殆ど、音楽的にも、存在的にも、興味が無かったので、気にも止めていなかった。
ただ、当時、出会った、多様な10代~20歳前後の女子達には、確かに「浜崎あゆみ」は特別な存在であったのは、身近に記憶している。
週末にYouTubeを観ていたら、当時のTVのドキュメンタリー番組みたいなのがあって、初めて「当時の浜崎あゆみのカリスマ性ぶり」を拝見した。
確かに、その番組を観ている限りでは、周りのスタッフを巻込んでしまう程の、カリスマ性を発揮し「本人」が陣頭指揮をとっているのが解った。
当時、私は「まぁ、どうせ、色々と、周りが、造り上げた、アイドル」位にしか捉えていなかった。
私は、高度経済成長期に生まれ、1980年代と云う「暢気で明るい時代」に青春を過ごし、バブル時代に大学生と云う、ジェネレーションなので、今の、若い人達は「本当に、暗くて、シリアスな、時代をずーっと、今でも過ごして来たのだなぁ」と今更ながら、思いしらされた。
浜崎あゆみの、存在意義は「私には居場所が無い。だから、詩を書いて歌ったりするしかなかった」と云うものである。
その本質が、当時の10代~20歳前後の女子達の「寂しさ・孤独感」には、リアルに伝わっていたのだろう。
★浜崎あゆみ - 独占密着150日 光と影 - 3 / 5
確かに、2000年頃(ミレニアム前後)は、現在に負けず劣らず、大不況で、
出口も見えない時代であり、坂本龍一さんの「Energy Flow」が栄養ドリンクのCM曲から、大ヒットし、
所謂「癒しブーム」の元祖にもなった時代である。
江原さんが出で来る以前の、日本スピリチュアル・ブームの過渡期もこの頃からだと記憶している。
現に、その頃、私は「バワー・ストーン」関係の書籍のデザインの案件にも係っていた記憶だ。
大人は、坂本龍一さんの音楽に癒され、若い子達は、浜崎あゆみに、癒されていたのだろうか。
★Ryuichi Sakamoto-Energy Flow
リゲイン(w)
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